8回の入院点滴を終えて
免疫療法と化学療法の組み合わせで抗ガン療法を開始したのは5月中旬であった。それからほぼ一月に一回の1週間点滴入院を繰り返し、8回の点滴を終えた。
その結果、腎臓に転移した組織の大きさに変化は見られない。ドクターの説明から次のように解釈している。
食道ガンに標準の免疫療法と化学療法の組み合わせ療法を適用回数の限界まで行った。結果は増殖を抑えるにとどまっている。今後の治療としてこの薬でもう少し試す手もあるが、副作用のためこの組み合わせは体力的にきつい。選択肢として免疫療法だけで様子を見る手もある。
免疫療法は化学療法と違いガン細胞を攻撃する力はない。自己の免疫力を補強する療法である。もちろん副作用は出るらしいが、程度は分からない。
ということで、外来でキートルーダ単剤の点滴をすることにした。年明けから月一回の通院となる。免疫療法は新しい薬で臨床試験のデータは少ない。これでよい方向に進む保証は何もないが入院から解放されるだけでも心身共に楽になる。
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